メノコトコラム

教えてブルーベリー博士

2020.07.15

学習 コラム

ブルーベリーにたくさん含まれる『アントシアニン』とは?

アントシアニンを多く含む食材

「アントシアニン」という言葉をよく耳にするようになったけれど、どんなものかはちょっとわからない…という方も多いのではないでしょうか。ブルーベリーに含まれる成分「アントシアニン」は、私たちの身近に存在していて、色々な健康効果があることもわかっています。

ブルーベリーをきっかけに「アントシアニン」について、ちょっと詳しくなってみませんか?

「アントシアニン」の色と種類

みなさんは「アントシアニン」がどんなものか知っていますか?

英語の「Anthocyanin=アントシアニン」という言葉は、ギリシャ語の「anthos=花」と「cyanos=青」から由来しており、「花の青色成分」という意味です。
紫陽花(あじさい)や桔梗(ききょう)、竜胆(りんどう)などの花の色のもとになっています。

「アントシアニン」は、花以外の植物性食品にも多く含まれており、ブルーベリーやナス、黒豆、紫蘇(しそ)や赤キャベツ、イチゴ、サツマイモなどにも含まれています。実際には青色ばかりではなく、ブルーベリーやナスの青紫色の他にも、橙黄色から赤色、紫色、青色なども示します。

それぞれの食品ごとに含まれる「アントシアニン」は1つではなく、これまでに発見された種類は500以上もあるといわれています。
例えば、ブルーベリーに含まれる「アントシアニン」は15種類ですが、同じように青紫色をしたカシスの「アントシアニン」は4種類です。そして、カシスにはブルーベリーと同じ「アントシアニン」が2種類とカシス特有の「アントシアニン」が2種類存在します。

ブルーベリーの実

機能性を持つ「アントシアニン」

「アントシアニン」は温度やpH(酸性、中性、アルカリ性)など周りの環境によって退色や変色しやすいものの、自然な色合いを持ちながら安全性も高いため、伝統的なシソ葉による梅漬け、赤ワイン、ベリー類のジャム、赤飯など加工食品の着色に利用されてきました。

さらに、「アントシアニン」に抗酸化力があることが見出され、単に食品の着色だけではなく、抗酸化作用などの機能性を持ち、体の酸化ストレスを抑制する食品として評価されるようになってきたのです。
血圧降下作用、肝機能障害軽減効果、視覚改善作用、抗糖尿病活性など、生活習慣病に関わる研究結果も報告されるようになり、注目を浴びるようになりました。

「アントシアニン」の作用①活性酸素を除去

「アントシアニン」には、活性酸素という攻撃力の高い酸素を除去するという働きがあります。
活性酸素は、呼吸で体に取り込んだ酸素の一部が変化してできるものです。本来、外から入ってきた細菌やウイルスなどを攻撃して体を守っていますが、増えすぎると健康な細胞まで攻撃してしまいダメージを与えることになるのです。

活性酸素が体内に増えてしまう理由は、喫煙や紫外線、激しい運動や過度の飲酒、ストレスなど私たちの生活の中に溢れています。活性酸素を除去し、出来にくくするためには、抗酸化力を持つ食品をとることが大事なので、活性酸素を除去する力のある「アントシアニン」はおすすめの栄養成分といえます。

 「アントシアニン」の作用②病気の予防効果

「アントシアニン」が持つ抗酸化作用に関連して、糖尿病などの生活習慣病にも有効なのではないかという研究結果があります。

2014年、イギリスのイースト・アングリア大学から発表された研究論文では、18歳から76歳の女性を対象に行われた調査で、「アントシアニン」やポリフェノールの一種である「フラボン」を摂取している人は、インスリン抵抗性が相対的にみて低いという結果が発表されました。インスリン抵抗性が低いということは糖尿病を引き起こすリスクが軽減される可能性につながりそうです(※1)。

「アントシアニン」の作用③目の健康効果

1968年に、「アントシアニン」には、網膜にある「ロドプシン」の再合成を促進する働きがあるという研究論文が発表されています(※2)。

ロドプシンは、網膜にある光を感知する細胞の中にあります。ロドプシンは光を受けると瞬時に分解され、すぐに合成するということを繰り返し、光の信号を電気信号に変え脳に伝わるようにしています。目を酷使することでロドプシンの再合成が追いつかなくなると、見づらさを感じるようになります。

50年以上も前から、「アントシアニン」と目の関係は注目され、その後いくつも研究が行われてきたのですね。

▼「アントシアニン」と目の研究に関してはこちら

アントシアニンの目や体への健康効果とは?これまでの研究結果を紹介

まとめ

「アントシアニン」は食品の色素であり抗酸化作用を持っていることで、様々な健康効果が期待できるということがわかっていただけたでしょうか。私たちは、野菜や果物などを食品としていただくことで、その植物が持つ機能性という力をいただいています。ブルーベリーにたくさん含まれている「アントシアニン」もその一つとして、毎日の健康習慣にぜひ取り入れてみてください。

【参考】

7月15日~8月31日まで期間限定でブルーベリー月間フェア開催中

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この記事を書いた人(監修)

わかさ生活プロアドバイザー
戸田 友里

2人の子どもを持つお母さん。
目のこと、健康のこと、栄養のことになるとつい時間を忘れてしまうとか。持ち前の好奇心と向上心から進んで読書やセミナーに参加し、常に新しい情報をアップデート中。

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