メノコトコラム

教えてブルーベリー博士

2020.07.15

学習 コラム

ブルーベリーの健康効果や効能とは?最近の研究もまじえて紹介

木に実るブルーベリー

ブルーベリーは果物の一種で、生で食べたり、ジャムやジュースなどに加工して食べたりできます。また、ブルーベリーはサプリメントの原材料に使われることもあり、健康や美容にも良いと期待している人も多いのではないでしょうか。
今回は、ブルーベリーにはどのような栄養素が含まれているのか、目の健康や美容に良いといわれる理由は何か。これまでの研究成果や科学的根拠を紹介していきます。

ブルーベリーに含まれる主な成分とは

ブルーベリーにはさまざまな成分が含まれています。代表的な3種類を紹介します。

  1. アントシアニン
    ブルーベリーが注目される一番の理由はアントシアニンです。アントシアニンには強い抗酸化作用があり、活性酸素を除去する働きをもっています。活性酸素は、免疫機能の低下や生活習慣病、がんなどの病気の発症に関与するといわれており、アントシアニンの抗酸化作用はこれらの病気の予防につながる可能性があるといわれています。
  2. ビタミンE
    ビタミンEは抗酸化ビタミンのひとつで、活性酸素の働きを抑えるといわれています。活性酸素が過剰な状態は、体に酸化ストレスがかかっており、抗酸化成分を摂ることが活性酸素が原因となる病気の予防につながるといわれています。
  3. 食物繊維
    意外かもしれませんが、ブルーベリーには多くの食物繊維が含まれています。食物繊維には便通を整えるという働きがあり、便秘の予防をはじめとした整腸効果が期待できます。また、食物繊維には脂質や糖などを体の外に排出する役割があり、脂質異常症や糖尿病などの生活習慣病の予防や改善にも役立つと考えられています。

ブルーベリーはひとみの健康に役立つ?

ブルーベリーが目に良いかどうかの研究は、1960年代から進められており、すでに60年近く行われています。その結果、「ブルーベリーに含まれるアントシアニンは目に深く関わっている成分だ」といわれています。どのようにアントシアニンが関わっているかというと、アントシアニンとひとみに存在するたんぱく質「ロドプシン」の関係が示されているためです。
アントシアニンとひとみの健康に関する研究が行われる中で、よりたくさんのアントシアニンを含む果物やベリー類の研究が進み、ブルーベリーよりもアントシアニン量の多い「ビルベリー」を用いた研究で、病気の予防やトラブルの抑制に関与するといった研究結果がたくさん発表されています。最近では、VDT作業(パソコンやスマートフォンなどのディスプレイを使った作業)時の目の疲労感に対する研究や、緑内障や白内障などのひとみの病気に対する働きについて研究されています。

ブルーベリーと眼鏡

ブルーベリーは体の健康維持にも役立つ?

ブルーベリーに含まれるアントシアニンやビタミンEには抗酸化作用があり、LDLコレステロールの酸化による動脈硬化の予防なども期待されています。また、アメリカ産ブルーベリーの果汁が糖尿病の発症を抑える効果があるという研究や、ブルーベリーを含む3種類の果物の摂取が2型糖尿病の発症リスク低下と相関があるという研究結果もあり、生活習慣病の予防に役立つ可能性があります。
また、美容の世界では、体内で酸化ストレスが進行すると、しみ・しわ・たるみなどの肌の老化が進むといわれています。体内の酸化ストレスに対抗する成分として、ブルーベリーに含まれるビタミンEやアントシアニンなどの抗酸化成分にも注目が集まっています。

まとめ

ブルーベリーは豊富な栄養を含み、ひとみだけでなく、全身の健康や美容に役立つ可能性があります。ブルーベリーの紫色の皮にはアントシアニン。その他の部分にも、ビタミンEや食物繊維などが含まれており、そのまま食べたり、ドリンクなどに加工することで、美味しく継続的に摂取することができそうです。美味しく食べて健康を目指しましょう。

【参考文献】
  • Bastide P, Rouher F, Tronche P. Rhodopsin and anthocyanosides. Apropos of various experimental facts.Bull Soc Ophtalmol Fr. 1968 Sep-Oct;68(9):801-7.
  • Y Ozawa, M Kawashima, S Inoue, E Inagaki, A Suzuki, E Ooe, S Kobayashi, K Tsubota . Bilberry Extract Supplementation for Preventing Eye Fatigue in Video Display Terminal Workers. J Nutr Health Aging. 19 (5), 548-54, 2015.
  • Muraki I, Imamura F, Manson JE, Hu FB, Willett WC, Dam RM, Sun Q. Fruit Consumption and Risk of Type 2 Diabetes: Results From Three Prospective Longitudinal Cohort Studies. BMJ. 347, f5001, 2013.
  • Martineau LC, Couture A, Spoor D, Benhaddou-Andaloussi A, Harris C, Meddah B, Leduc C, Burt A, Vuong T, Mai Le P, Prentki M, Bennett SA, Arnason JT, Haddad PS. Anti-diabetic Properties of the Canadian Lowbush Blueberry Vaccinium Angustifolium Ait. Phytomedicine. 13(9-10), 612-623, 2006.

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この記事を書いた人(監修)

わかさ生活みらい研究所研究員
大江 絵美

知識が豊富で探求心旺盛な理系女子。
ビルベリーが大好きでビルベリーに関して話し始めると止まらないビルベリー狂。
研究のことはもちろん時事ネタに至るまで、気になったら即行動・確認せずにはいられない!

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